『起業の技術』書評

毎年、新会社が10万社生まれています。

そして、会社をつくらずに起業する人は数10万人もいるそうです。

2014年はベンチャーの資金調達額が過去最高額に達し、また、国も積極的にベンチャー支援を行うようになりますます起業する人が増えると思われます。

しかし、一時的に成功したとしても10年以内には90%の起業が失敗してしまう現実があります。

経営を成功させるために「何が必要なのか」「明日から何をすべきか」が、わかっていないために。

「成功の型」さえ知っていれば「成長と継続」ができるはず。

本書では社長として絶対に知っておくべき「経営の12分野」が、48枚のワークシートを使いながら、それらが身につくように構成されています。

しかし、それらの内容は起業する人に留まらず、例えば何らかのコミュニティの運営者や、労働者側として、読んでも新たな視点を得ることができておもしろいです。

経営の究極のゴールは幸福であり、良い経営とは関わる全ての人を幸せにする仕組みと定義されているのが非常に印象的です。

ユニークさを見つけるためには、反対にする、ポジショニングを小さくする、A+B(意外な組み合わせ)を探す。

ブランドになるには101点以上を目指し、常に101点を取り続けるなど、わかりやすい言葉で経営の核心に迫る内容が書かれており、ビジネスマン必読です。

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